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駄文置き場のブログ 2nd season

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un secret ~秘密~ 最終話 りおりおver.  前編

Category - 最終話
ここからは11通りの解釈があるため、つくしの勤務先等矛盾が出てきます。

まったく別のお話だと思って読み進めていただければ違和感はないかと思います。

また、中には大人向けの要素を含むお話や、アップダウンの激しいお話もございます。

以上の点を踏まえ、お進みいただければと思います。


それではどうぞ!




美作さんが作ってくれたXYZのカクテル

その白い色が、今の私を現している

まだ、、誰の色にも染まっていない色だから
そして、道明寺には赤のキールロワイヤル、類には青のブルーラグーン、西門さんには緑のグラスホッパー、美作さん自身は黄のマタドールを作り配った
皆に、カクテルが行き渡った所で宣言する

つ 「とにかく、皆の気持ちはよく分かったから。 

   そして、、、

   自分が今までその気持ちに、 真剣に向き合わなかった事にも気が付いた。 

   だから、真剣に考えてみる

   だから、もう少し待ってて」
類 「ん、、分かった」

総 「まっ、今すぐ結論出せ、、って言っても無理だしな」

あ 「しっかり考えろよ」

司 「ふっ、、ほんと今更だよな、、、」

と、自嘲気味に笑みを漏らし、、、
司 「なぁ、、牧野?」

つ 「ん?」

つくしは、手元のカクテルに口を付けながら、返事をすると、、
司 「愛してる、、、」

何の前触れもなく、しっかりと私を見つめ、突然の告白、、

それは、あの頃と変わらず、熱い瞳で、、
それに続く様に、、

総 「牧野、、愛してるぜ」

それは、見入ってしまう程の色艶ある瞳で
あ 「牧野、、、愛してる」

それは、穏やかで包み込むような瞳で
類 「牧野、、、愛してる」

それは、安心できる優しい瞳で
F4からの宣戦布告を、直接受け取るこの瞬間、、、私の胸に熱い物が込み上げてくる

それは、これが最初で最後の告白だと分かるから

そしてこれから先は、私が選んだ人のみが、ずっと囁いてくれる言葉になるのだから
つ 「ありがとう。 

   こんな贅沢なひととき、、もう、いつ死んでも良いかも!」

その言葉に、皆の笑いを誘い、残りのカクテルを飲み終えた
あ 「あっ、、牧野、、これストラップ。 

妹達とお揃いなんだが、何処かに付けとけよ」

それは、四葉のクローバーのストラップだ
つ 「わっ、、可愛い。 ありがとう、 じゃ早速、財布に付けとくね」

つくしは、鞄から財布を取り出し、チャックの部分に取り付ける

そして、道明寺家の車で、アパートまで送って貰った


***
つくしが居なくなった部屋では、、

総 「あきら、、あのストラップって、、、例の?」

あ 「ああ、、高性能盗聴器付きGPS、、俺等の合同開発商品だよ。

   あいつ、一人で真剣に考えるっつって、煮詰まった挙句、姿を消す事も

   考えられるだろ?」
総 「だな、、」

類 「先手必勝だね」
司 「まあ、、あいつ、時々突拍子もねぇ事するし。

   それより、、悪りぃ、、ちょっと医師を呼んでくれねぇか? 

   ちょっと傷口が開いちまって」

そう言いながら、司の身体がソファーに沈んでいく
類 「はぁ?」

総 「おい、、、司」

あ 「お前、、かなりひどい怪我か?」

三人が、急いで司の傍に近づくと、シャツの上からでも分かるほど、血がにじんでいる
司 「いや、かすり傷程度だよ。 

   まあ15針程縫ったけどよ、、でも命に別状無ぇし、

   くっそ、、痛てぇ、、」

だんだんと青白くなっていく司に、、
類 「アルコールなんて飲むからだよ、、」

とあきれた口調で呟く
すると、、

司 「うっせ~、、好きな女に、心配かけたくねぇんだよ!」

と、強がって見せた


***
翌日、、
つくしが会社へ行くと、女性社員が色めき立っていた

社 「牧野さん、、この雑誌見た? 

   この女性って、誰だと思う? 凄く羨ましくない?」

つ 「さっ、、さぁ?」

まさか、自分ですとは言えない
つ 「それより、、仕事始めよ?」

これ以上、突っ込まれたくないつくしは、早めに仕事に取り掛かった
そして昼休憩になった

この会社は、社食と言う物が無い為、何時もなら弁当を持参している

だが、昨夜はよく眠れず、作る気にもなれなかった

何処かコンビニにでも行って、何か買ってこよう、、と、財布を手に取った時、内線が鳴った
つ 「はい、、牧野です」

受 「牧野さんに、お客様です」

つ 「私にですか?」
つくしは一般事務員だ

つくし宛てに、客が来る事はまず無い

一瞬、F4の姿が頭を過ぎる、、、が、、、
受 「お知り合いの女性の方だそうです」

その言葉にホッとする

丁度昼休憩だし、桜子が様子を聞きに来たのだろう、、、と思い至った
つ 「直ぐに行きます」

つくしは、財布を片手に、一階へ向かい、そのまま真っ直ぐ受付へ行った
つ 「牧野ですけど、、」

受 「あっ、、あちらにお待ちです」

と、受付前のソファーを指差す
そこには、大きなツバの帽子を被り、黒い服を着た女性が座っている

それは桜子では無いことは確かだ

体型がまるで違うし、何処か品が無い服装だ
つくしは、その女性に近づく

つ 「あの~? 牧野ですが?」
つくしの言葉に、女性はゆっくり顔を上げた

その女性の顔を見て、つくしは固まった

それは、忘れもしない、、あの地下牢で見た北川原だったのだから

しかも、あの時より目が血走り、何処か様子がおかしく見える
北 「あなたのせいよ、、あなたさえ居なければ、、あなたさえ、、」

女は、そう呟くと、ゆら~っと立ち上がる

そして、手にしていた大きな袋からナイフを取り出すと、つくしの腕に向かって切り付けた
つ「えっ?」

余りにも突然の事で、つくしは逃げる事も、避ける事も出来ない
「「「「 きゃ~~ 」」」」

それを見ていた受付嬢やその場にいた社員は、突然の事に大声で叫び、その場から逃げ出す
つくしは、痛みが走った左手を押さえる物の、血が手を伝い、ポタポタと流れ落ちている

そのつくしの顔を見て、女は、ニヤリと不気味な笑みを見せた

途端に、つくしの背筋にゾクリとした物が駆け上がり、恐怖に顔が凍りつく
北 「クックックッ、、そう、、その顔が見たかったのよ」

女は、ナイフをつくしに突きつけたまま、、

北 「ここ、、人が多いのね。 邪魔で仕方ないわ」

そう言いながら、袋からボトルを取り出し、中身を入り口付近にぶちまけた

そして、マッチを擦り、その液体に投げ入れた
ボッ

瞬く間に入り口は火の海となるが、女は、その火を見て、再びニヤリとする
北 「さっ、、上へ行きましょ? ここは少し熱いわ」

相変わらずつくしにナイフを突きつけたまま、不気味な微笑みでつくしを見る

つくしは、ゆっくり後退りながらエレベーターに近づくが、その間も女は、液体を放り投げては、火を点けている
エレベーターに乗り込んだ二人は、、、

つ 「何階へ行くんですか?」

北 「そうねぇ、、会議室がある場所って、5階だったかしら?」

それを聞き、つくしの会社内部の構造まで把握している事を知る
静かにエレベーターが上昇し始めると、、思い切って、つくしが問う
つ 「どうして、、こんな事、、そんなに私が憎いんですか?」

北 「えぇ、、殺したいくらい、、憎いわ」
エレベーターが5階に到着すると、女は、つくしの喉元にナイフを突きつけたまま、会議室へ向かった

そして入るとすぐに、つくしを押し倒し、ドアに鍵をかけた
この会議室、、

廊下側に窓が一つ、そして出入口はこのドアのみだ

反対側に窓はあるものの、5階と言う高さで、飛び降りる事も出来ない
女は、倒れ込んでいるつくしの髪を引っ張り、中央へズルズルと引きずる
つ 「痛っ、、」

北 「皆、、初めはそう言うの。 

   でもそのうち、、その痛みが快感に変わってくるのよ」
つ 「痛みが、、快感?」

北 「そう、、そしてその表情を見るのが好きなの。 

   ふふっ、だからもっと怯えてくれる?」
恐怖で口が上手く回らない

それでも、ここで怯えては、女の思う壺だ

つくしは、崩れ落ちそうな気持ちを奮い立たせ、気丈に振る舞う
つ 「ここに閉じ込めてどうするつもり? 警察だって、直ぐに来るはずよ?」

北 「あなた、、どうして類様に纏わり付くのかしら?

   同じように、ジュニアと呼ばれる方達が、あなたの周りに居るでしょう?

   どうしてその人達を、選ばないのかしら?」
つ 「纏わり付いてなんか、、ただの友達で、、」

その言葉に、女の形相が鬼の様に変わり、つくしの頬を叩く
バシッ
北 「友達? そんな曖昧な言葉で、類様を縛り付けないでよ!

   あなたがそんな態度だから、類様が私を見て下さらなかったのよ

   あなたさえいなければ、、私が類様と、、、」
つくしは、痛みが走った頬に、自然に手を添えながらも、女の言葉が胸に突き刺さる

『曖昧な言葉』

確かに、、そうだった

友達と言う言葉で、皆と仲良くずっと一緒に居たい、、と、思っていた

誰かと愛を囁いて、結果放ったらかしにされる寂しさを、二度と味わいたくなかった

恋に対して、すっかり臆病になっていた自分が居た

それにやっと気付き、これから真剣に考えようと思った矢先だった
北 「そんなあなたに、、、プレゼントよ」

女は、袋から箱を取り出し、そこについている手錠を、つくしの手首に掛ける
北 「私、、もう何も無くなってしまったわ。 

   家も、会社も、守ってくれる家族も、、

   しかも、私が指名手配だなんて、おかしいと思わない?

   何で私一人が悪者なの? あなただって友達という言葉で、

   ジュニア達を誑かす 悪女なんだから、、同類でしょ?」

そう呟きながら、つくしの前の箱を開ける

そこには、あの雑誌の写真が切り抜かれ、黒い物体に貼りつけられている

それは、つくしも初めて見る物だが、それと分かる品物だ
つ 「爆弾?」

呆然とした表情で呟くつくしに、女はクスッと微笑み、そのスイッチを入れた

途端に、カウントが始まった


後編(本日12時8分)へ続く

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Category - 最終話

4 Comments

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2016/06/27 (Mon) 03:03 | REPLY |   

りおりお  

yukiko様

こんにちは
コメントありがとうございます
エッ!!と言う展開になりましたね
一体、誰が助けに行くのでしょう?
もう少しお待ちくださいね
そしてそして、、
司君、、酷い怪我でも、つくしちゃんの前では弱音を吐きません
やはり好きな女性に心配をかけたくないからでしょうね
あきら君が、ナイスタイミングで盗聴器GPS付きのストラップを渡しました
そして、それを財布に着けたつくしちゃん
丁度、お昼休みだった事もあり、しっかり財布を持っていました
ラッキーでしたね
これで、F4の耳にも、つくしちゃんの現状が伝わるはずですから
さてさて、、
誰がつくしちゃんを助け出すのか、、
後編もお楽しみくださいませ

2016/06/27 (Mon) 11:50 | REPLY |   

りおりお  

みかん様

小話、、
楽しんで頂けて良かったです
皆さんを登場させてみました
まさしく、こんな感じですよね?
ププッと笑いながら、夜な夜な話が出来て、凄く楽しかったです
これからもヨロシクね(*^^)v

2016/06/27 (Mon) 11:53 | REPLY |   

りおりお  

kyoro様 

こんにちは
凄い展開になりました
一体誰が助けに行くのか、、是非是非、期待してご覧ください
小話のように、消去法、、は行っていません(笑)
私の頭の中には、彼しか浮かびませんでしたから
コメント有難うございました

2016/06/27 (Mon) 11:55 | REPLY |   

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