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駄文置き場のブログ 2nd season

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メルヘン? 赤ずきん?? 前編

Category - 捧げもの
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こちらのお話は『dólcevita オダワラアキ二次小説置き場』のオダワラアキ様主催イベント
類くんを狼にしちゃおう~あたしを美味しく食べて~ 
参加作品となります。


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昔々あるところに、とても可愛い女の子がおりました。
女の子の名前は牧野つくし。
けれどもみんなは彼女のことを『赤ずきん』と呼びます。
それは、優紀ママが作ってくれた天鵞絨の赤い頭巾がとてもよく似合うから。

え? 優紀ママと赤ずきんつくしは同い年じゃないのかって??
パラレル設定で、そんな初歩的なことを突っ込んではいけません。


そんなある日のこと。
優紀ママは赤ずきんつくしを呼びます。

「赤ずきんちゃん」
「なあに? 優紀ママ?」
「お祖母さんが病気になってしまったのよ。だからお見舞いに行って来て頂戴」
「優紀ママ。今日日子供が一人でお出掛けするのは危ないのよ。
外国じゃ、子供一人家に残しただけで法律違反なんだから」

…オイオイ、つくしちゃん。
法律振り翳す設定は、少しお話が違いますよ。
大体が、優紀ママって…。バーのママじゃないんだからさ…。

何だかんだで優紀ママは説得し、赤ずきんつくし一人をお祖母さんの処に行かせることにします。
花男キャラの中では、比較的常識がある方…? の優紀ママ(但し、男を見る目はある意味皆無)
口を酸っぱくして言います。

「いい? 途中で寄り道しちゃ駄目よ。幾ら買い食いしたくたって駄目だからね」
「買い食い…どこかの駄文書きじゃないから、大丈夫よ。だから痩せないのよね」(ほっといて!)
「あと、狼にも気を付けてね。食べられちゃうから」
「優紀ママ。ニホンオオカミは一世紀以上前に絶滅したのよ」
「今は海外から色々なものが輸入されてくるからね」
「あ、そうか。優紀ママ、頭良い! 気を付けるね」

微妙に気を付けるポイントが違っている気がしますが、そんな初歩的なことを突っ込んではいけません。

今日はとってもいいお天気。
オゾン層も破壊されておらず、赤ずきんを被っているので紫外線対策もバッチリ。
スキップ、スキップ、ランランラン♪ とばかりにお祖母さんの家を目指します。

そんな赤ずきんつくしの前にぴこんと現れたのは長身の狼、類。
絶滅危惧種なんのその。現在にもちゃっかり狼はいるのです。
そしてふさふさの尻尾も耳もブラックな心も、ビー玉のような瞳で誤魔化し
赤ずきんつくしの前に現れます。

「赤ずきんちゃん。こんにちは」
「ひゃっ! 凄い美形♪ こんにちは。 
あのね。私は牧野つくし。お祖母さんのお見舞いに行くの」

古今東西、幾つになっても女はいい男に弱いものです。
聞かれていないことまで答えちゃいます。

「お祖母さんの家は何処?」
「ここを真っ直ぐ行けばいいのよ」

まるで国会義堂から新潟の自宅まで、3回曲がれば着くように高速道路を建設した、田中角栄のような説明の仕方です。
(本当かどうかは定かではありませんが、そう言われているそうです。念のため)

「ふーん…」

尻尾をふさふささせながら、狼 類は考えます。

目の前の美味しそうな赤ずきん、つくしちゃんを食べちゃいたい。(お? 珍しくやる気?)
けれど…いきなり最初に野外はハードルが高いだろう。(何が?)
最初は室内がいいに決まっている。(だから、何が?)
けれど1本道だったら待ち伏せも策略を練る時間もない。
そんな時に、良い考えが浮かびます。

え?何でつくしが、類の尻尾に気付かないのかって?
人間、見たくないものは見えないものなのです。

「牧野。その先にキルフェボンがあるよ。
何か買って持って行ってあげれば?」

狼類はすいっと、万札を何枚か差し出します。
散歩は普段からしておくもの、こんな時に役に立ちます。

「キ…キルフェボン…♡」

狼類の差し出した万札を使えば、いつもはワンピース買うのも悩むキルフェボンのタルトが、一番大きいホールで買えます。
(キルフェボンをご存知ない方へ:静岡発祥のフルーツタルトが有名なケーキ店です)
今の季節なら桃か葡萄…スタンダートなイチゴもいい。憧れの宮崎マンゴータルトも買えるかも…?
思わずツツツ…と手が伸び掛けます。
が、そこでハタと気付く赤ずきんつくし。

「ダメダメ。人から物を貰ったら、贈与税が掛かるんだから」
「……年間110万円迄の贈与は非課税だよ……」

やっぱり設定が違っているし、論点もかなりずれているのですが…それは横に置いておきましょう。
言いくるめ技能レベル999。上限MAXの類に、つくしが叶うはずもありません。
しっかり万札を手に、横道にそれたキルフェボンのお店に向かいます。
そう、キルフェボンのお店は、いつも長蛇の列(でした。by東京ソラマチ店)
その分、時間が稼げるのです。流石、腹黒策士。


赤ずきんつくしが列の一番後ろに並んでいるうちに、狼類は先回りして、お祖母さんの家に向かいます。
お祖母さんの家は、結構な豪邸。
インターフォンを押し「つくしです」と声色も変えずに告げるのですが、ページの都合上、お祖母さんは突っ込んできません。


「お祖母さん、開けてくれない?」
「カードキー持っているでしょ? 最近は物騒だからオートロックにしたのよ」

豪邸なだけでなく、ハイテクです。
本来ならここでUターン、なのですが…
何といってもネットの世界では天才ハッカーφであり、麻酔なしで擦過射創の手当てをしたこともある、理系な類くん。
オートロック解除なんてお手のものです。
(理系の方に対し変な誤解を招くような文章は、本気にしないでね)
あっという間にオートロックを解除して中に入ります。


つかつかと中に入り、一番奥のお部屋に行きます。
そう。ラスボスは、一番奥の部屋に居ると決まっています。セオリーです。
入って直ぐにボスがはばーん!! と居るのは…
何処かの惚け惚けが書くシルヴァードラゴンくらいです。
ドアを開けるとそこにいたのはつくしのお祖母さん。桜子。

え? どうしてお祖母さんの方が孫より年下なんだって?
そんなことは…いい加減面倒なので、以下省略。

「……好みじゃない……」
「しっ…失礼ねー。私のどこが、Aカップに負けるっていうのよ!!」
「…全部…」

あまりの若作りに食べる気が失せた狼類は、懐からスマートフォンを取り出します。
間もなく発売のiPhone7。どうやって手に入れたのかは企業秘密。

ぎゃんぎゃん喚くお祖母さん桜子のお小言を耳栓でやり過ごしていると、現れたのは狼仲間の総二郎とあきら。

「類、何だよ。急に呼び出して」
「……エサ……」
「「は!?」」
「女なら誰でも良いんだろ? 総二郎は」
「俺にだって好みはある」
「一応、『お祖母さん』だから、人妻なんじゃない? あきら」
「俺にも年齢制限はある」
「ここで出演しておかないと、総二郎もあきらも出番なしだよ」

横でなお一層叫ぶお祖母さん桜子を他所に、F3で談義中。
何だかんだでお祖母さん桜子は、さくっと狼総二郎と狼あきらに食べられました。ぱくっ。
お腹いっぱいになった狼総二郎と狼あきらを、冴羽類が麻酔銃で一撃。
眠りについた2人を、ドラえもんの如く、隣の部屋の押入れに放り込みます。

そして誰もいないベッドに潜り込み…
ここで策士類、策に溺れる。

ふかふかのベッドに横になった狼類が、眠らないわけがありません。
そう。
赤ずきんつくしがキルフェボンのタルトを両手いっぱいに持ってくる頃には、狼類は爆睡していたのでした。


後編へ続く。



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