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駄文置き場のブログ 2nd season

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Le père Noël 第6夜 前編 -オダワラアキ-

Category - 【2016 Noël】
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第6夜 前編
ここから先は大人向けの表現がございます。
18歳未満の方、苦手な方はご遠慮ください。






赤レンガ倉庫前の『幸せを呼ぶもみの木』が眼下に広がるホテルの特別室は、櫂が予約した部屋だ。
窓から見える景色は、空から降る粉雪がイルミネーションの光に照らされ、まるで煌々と光るクリスマスツリーが星空に浮かんでいるようで、つくしはその美しさに息を飲んだ。

「凄い…綺麗──」
「そうだね…」



櫂は去り際につくしのコートのポケットに何かを入れた。
記憶を取り戻したことで混乱するつくしは全く気が付かなかったが、それを類が見逃すはずはない。

────牧野…ごめん、ちょっといい?

類と手を繋いだまま赤く輝くツリーを瞬きもせずに見つめているつくしに類は小さく笑うと、カシミアの触り心地からも上質だと分かるつくしのコートのポケットに手を入れた。
つくしは類の手の動きで視線を下に戻す。
その手の中には、つくしが泊まっているホテルのカードキーが握られていた。

────あ、これ……。
────そこのホテルに泊まってたの?
────うん……あ、でも……ここの部屋じゃない。

類が持つカードキーを覗き込むように見ると、番号はつくし達が泊まっていた部屋よりも上層階だった。
そもそもつくしは二十三日から泊まっている自分の部屋のカードキーを鞄に入れて持っていて、櫂の部屋は隣だ。
思えば、二部屋にしたのは、今の櫂の気持ちそのままだったのだろう。
つくしに触れたい…でも記憶が戻れば一緒にはいられない、そんな櫂の葛藤が見え隠れしているように思える。
類と共にいるつくしを見て、記憶が戻ったことを悟ったのだ。

〝莉緒・・・記憶が戻ったんだな?〝

いつかはこうなるのだと覚悟していたのかもしれない。
つくしの記憶が戻ることを恐れていたのもあったが、抱いてしまえばきっと櫂自身が後戻り出来なくなると察していたのだ。

〝悪いのは全て俺だ。 お前が牧野つくしと知りながら、ずっと囲っていたんだからな〝

そう言って目をそらす櫂は、東京で会おうと言いながらも、つくしには二度と会うつもりはないと言っているような別れの言葉に聞こえた。

櫂が何故つくしのポケットにこんな物を入れるのか。
訳が分からずつくしが首を傾げていると、先ほどとは打って変わった苦々しい表情で類が嘆息した。

────あいつからの、クリスマスプレゼントってこと?
────え……そうなの、かな?
────こんな物要らないって言いたいところなんだけどね……。

やや言い訳じみた類にしては珍しい口調で、耳元で呟かれた言葉につくしは顔を赤くする。

────もう、我慢出来ないんだ……。



特別室の仕様はデラックスツインで大人二人が余裕で横になれるベッドが二台置かれ、広々とした室内には大人五人ほどが腰掛けられるソファーも備え付けられている。
つくしは窓際で函館の夜景を眼下に見ながら、後ろから抱き締める類の腕の中にいた。

「夢……みたいだ」

類がポツリと言った言葉に三年分の重みを感じて、つくしの瞳に涙が浮かぶ。

どうして忘れられていたのだろう────。
どうしてもっと早くに思い出さなかったのだろう────。

「類…ごめん。ごめんね…あたし…」
「事故は牧野のせいじゃない。俺にとっては…あんたが生きて、俺の腕の中にいてくれるだけでいい」

ギュッとつくしを抱き締める類の腕に力が入る。
ホテルへの道すがら、三年間の出来事全てを打ち明けることは出来なかったが、つくしが事故に遭い記憶を失っていたことは話した。
その間、櫂と共に過ごしてきたことも。
つくしの話を聞きながら、複雑そうに悲哀を含ませた表情をする類にただ謝ることしか出来ない。
髪から耳朶へ類の唇が降りて、その温もりにつくしは涙腺が壊れたかのように涙が止まらなくなった。
よく知っている、類の香りが鼻を擽り、一つまた一つと心の中に思い出が蘇る。
抱き締められていた腕の力が弱まり、つくしが心細さで振り返り腕を伸ばせば、クスリと声に出さずに喉奥で笑った類がつくしを持ち上げ、窓際にあるカウンターテーブルに座らせた。

「離れたくない…?」

類の問いにつくしがコクリと頷く。
情欲を灯した類の瞳と同じ高さで視線が交わる。
何かに追い立てられる焦燥感は一体何だろう。
触れていないと不安で、類が何処かに行ってしまうのではないかと思う。

「俺も……もう二度と離れたくない」

三年経ち、やや大人びた風貌にはなったがあの頃と変わらないスッと通った鼻梁に、長い睫毛の奥に輝く意志の強い薄茶色の瞳が懐かしい。
真っ直ぐに自分を見つめる類の瞳が薄く閉じられて、眼前に迫る端正な顔立ちにつくしもゆっくりと目を瞑る。
額から瞼、鼻梁から頬へ類の唇が降りる。
時間をかけて唇に触れただけのキスは酷く神聖なものに感じた。
しかし、互いに持て余していた熱は、触れれば触れるほど上がっていく。

「ん…っ、はぁ…る、い…」

息苦しさから口を開けると、類の舌が入り込みつくしの歯列をなぞる。
オレンジ色のライトが照らす中、唾液で濡れた互いの口元は扇情的でどちらの情欲をもかきたてた。
角度を変えながら何度も舌を絡ませて、つくしの身体ははめ込み式の窓ガラスに押し付けられる。
落ちるわけもないのに、窓の下の無数に広がる星のような景色が怖くも感じて、つくしは類の首に手を回した。

「…っ、ん……ぁ」

チュッと湿った音を立てて離れていく唇に寂しさを覚え、つくしがもっとと類の身体を引き寄せる。

「ね……つくし、したい?」

嬉しそうに口元に笑みを浮かべた類に耳元で囁かれ、予期しなかった言葉につくしの身体は震え、一瞬の内に頬がみるみる紅潮していく。

「なん、で…名前…」
「だって…結婚したら花沢つくしでしょ。それより……答えて?」
「え……」

ツッと背中を指で撫でられ、下半身に触れる熱で類にだってそう余裕があるわけではないと分かるのに、耳にかかる類の息遣いだけで呼吸が荒くなりそうな自分が恥ずかしい。

「したい……?」
「い…言えないよ…っ」

その言葉だけで察して欲しいと頬を染め潤んだ瞳で類を睨むが、それに何の効果もないどころか余計に類を煽るだけだ。

「俺は…つくしが欲しくて堪らないよ。でも俺も不安なんだ…本当にまだつくしの心が俺にあるのか、さ」
「そんなのっ…当たり前でしょっ。あたしだって……」
「うん…」
「類のこと…欲し……っん」

つくしが言い終わらないうちに身体ごと窓に押し付けられ、深く唇が重なる。
性急な手付きでスカートの中に類の手が入り込み、履いていたタイツを下着と一緒に脱がされた。
空調の効いた室内でも、ふくらはぎから太ももへ這うように類の手が動くと、ゾクリと背筋に寒さに似た快感が突き抜ける。

「…っ、ん」

チュッチュと舌を絡ませながら、徐々に類の手はつくしのスカートを捲り上げ内股に触れる。
服の上から胸を揉みしだかれると、つくしの身体は火照ったように熱を持ち、愛しい人に触れられることの喜びを思い出す。
身体の内側が疼きジワリと足の間が濡れていく。
早く触って欲しい、めちゃくちゃに抱いて欲しいと口にしてしまいそうで、つくしは声を我慢するように唇を噛んだ。

「ダメ…声、ちゃんと聞かせて」
「はぁ…だ、って…恥ずかし…っよ」
「初めての時みたいだね……ブラウスのボタン外しただけで真っ赤になってた」

記憶が戻ったばかりなのに、類の言葉で何年も前の初めて身体を重ねた時のことを思い出すのは面映く、つくしは俯きがちに目をそらした。

「し、知らないっ」
「可愛いかった…今も変わってないね。そういうとこ…」
「も…やだ…」

真っ赤になった顔を隠すようにつくしが手を顔の前でクロスさせると、類がクスッと声に出して笑う。

「恥ずかしい?じゃあ…後ろ向いてもいいよ…?」

どういう意味かと腕の隙間から類に視線を向ける。

「カウンターに手を付いて…ほら、窓に写ってるけど、さっきより恥ずかしくないんじゃない?」

類のもっともらしい言葉に抗えないまま身体を反転させられるが、つくしはスカートの下は何も履いておらず、しかも類に向かって腰を突き出すような格好をさせられている。
捲り上げられたスカートのせいで、後ろから見ればどんな格好なのかと想像すると居た堪れなく、足を閉じようとしても強い力で押さえられていて敵わない。
腰を捩りこんな格好は嫌だと声を上げる前に、類が床に跪き足を開いたつくしの秘部に触れる。
崩れ落ちそうになる膝を、カウンターにしがみつくことで何とか身体を支えた。
キスだけでトロリと濡れた秘部を、温かく濡れた舌が行き来する。

「あぁっ…る、い…っ、ん…ダメ…」
「顔見られてないから…恥ずかしくないでしょ?それに…ほら、凄い濡れてる…気持ちいい?」

クチュクチュと舌で軽く舐められているだけなのに、急に与えられた刺激に、久しぶりに愛撫を受ける身体は我慢という感覚を取り戻すことが出来ずにあっという間に陥落する。

「あっ…あっ、ん…も、ぁ────っ!」
「イッちゃった?つくし、見て…あんたの気持ちいい時の顔…凄いそそる…」

類に後ろから顎を持ち上げられて、つくしが窓ガラスに写った自分の姿と対峙する。
荒く息を吐き潤んだ瞳で、全身で類を欲しがる姿がそこには写っていた。
羞恥を訴える前に、達したばかりの秘部に指が入れられて再び快感の波に翻弄されていく。
しかも、濡れてトロトロと蜜を垂れ流す秘部を類の眼前に晒している状態だ、いっそのこと何も考えられないぐらい壊してくれれば、羞恥心を感じないで済むのに。

「あぁっ、あっ…はぁ、そ、んなしたら…中、変になっちゃ…」
「ここキツいよ…ちゃんと慣らさないと。気持ちよくしてあげたいし」
「もぅ…いい、っから……痛くていい、んぁっ…おねが…っ」

指が早い動きでスライドされ、つくしの嬌声と共に下半身の奏でる音も大きくなっていく。
内部のザラリとした場所を擦られれば、突き出した腰がビクッと震え類の指を締め付ける。

「ココ、気持ちいい?」
「ああぁぁっ…ダメ──っ!」

窓ガラスに爪を立てどうにか快感を逃そうとするのもあっさりと無駄に終わり、ビクビクと痙攣した身体はあっという間に真っ白い世界へと落ちていく。
微かにカチャリと金属が触れ合う様な音がすると、痙攣を繰り返す秘部に熱く滾る塊が押し当てられた。
電気が走った様につくしの背筋を快感の波が伝い、グチュっと卑猥な音を立て内部をゆっくりと擦りながら、類の性器が奥へと入って来る。
さすがに三年ぶりに男を受け入れた身体は快感よりも苦しさが大きく、ツキッと微かな痛みをつくしにもたらした。

「──っ、全部…入ったよ」
「はぁっ、ん…はぁっ…く、るし…」
「……平気?」

さっきまで散々卑猥とも言える言葉を紡いでいた筈の男は、同じ人物が話しているとは思えないほど心配そうな声色で囁く。
窓ガラスが鏡の役割を果たし、そこに写った類の心配そうな表情が何とも言えず可愛く思えて、たとえどんなことをされても許してしまいそうな自分がいて怖い。
クスリと笑ったからだろうか、つくしの内部が類を締め付ける。

「……っ」

背中から小さく喉奥で呻く類の声が聞こえると、グッと中に感じる圧迫はますます大きくなった。

「へ、いき…久しぶり、だから……」
「落ち着くまで、待っててあげたかったけど…そんなに余裕ない…ごめん」
「え……ちょ、待っ…あぁぁっ!」

さらに奥深くを抉るように腰を押し付けられて、すでにそこが最奥だと思っていたつくしはズンと身体にかかる負荷に膝が崩れ落ちそうだ。
咄嗟に類がつくしの腰を支えたことで、何とか立っていられる。
しんと静まった部屋には淫猥な水音と肌を打ち付ける音が響き、その中で上擦ったように喘ぐつくしの嬌声が聞こえる。

「あっ…ん、そんな…擦っちゃ…やっ、ん…」
「…っ、つくしの中…凄いよ、俺のに絡みついてくる」
「言わな…っで…あぁぁっ」

擦られる度に、つくしの内部が蠢きむず痒い感覚が全身を駆け抜ける。
無意識に足の間に力を入れれば、中に嵌った類の性器がビクリと震える。
つくしの腰を掴む手がより強いものへと変わり、類が息を詰めたような気配がある。
自分の身体で誰よりも大事な愛しい人が感じてくれているのだと知れば、例えようのない喜びにつくしは打ち震えた。

「はっ、ん…あっ、気持ち、い…っ、おっき、の…」
「つくし…っ、会わない間に…そういうのどこで覚えたの…っ」

意識が朦朧とし、つくしも自信が何を口走っているかなど分かっていなかった。
しかし、どこか苛立つような類の声色に違うと首を振る。

「だ、って…類が…そうさせるん…っから…はぁっ」
「誰にも…触られてない?……あの男にも?」
「そ…れは…」

つくしは櫂との出来事を思い出し、さっと顔を蒼褪めさせる。
櫂に触れられたことは事実だ。
いくら記憶がない間の出来事で結果何もなかったにせよ、一度は櫂を受け入れようとしたのだから。
今回の旅行でも…もしも櫂に求められたらつくしも櫂の想いに応えなければと思っていた。
そんなつくしの態度は類を誤解させるには十分で、勘のいい男を騙せるはずもなく、類は些か荒々しい手つきでつくしの胸の膨らみに触れた。





Prochain → Aujourd'hui 12:25


↓おまけつきです♪

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Category - 【2016 Noël】

6 Comments

キム  

やっぱりね😚✌

アキ様🎅🎄
メリークリスマス🎄🎅✨
本当に良かった😂
つくしちゃんの記憶が戻って、類君がつくしちゃんを見つけて💕
そんでもってやはりアキ様が締めのRですか
なんとなくRならアキ様だと思ってました🎵
だってアキ様の描写スッゴいんですもの(ウフフ😍)
三年分だから激しいですよね❤
今晩のお話しは前降りとしても、ドキドキ💓しました😆
今日のお話しはもっとハードなので宜しく😉👍🎶です😁
年末の忙しい中素敵なクリスマスプレゼント🎄🎅🎁✨有難う😆💕✨ございました🙇
今年も後、6日ですね?
お身体ご自愛下さいね🎵

2016/12/25 (Sun) 03:20 | REPLY |   

凪子♪  

きゃーーーっ❤(/▽\)♪
ルイ姉様、もといアキ姉様~っ❤
クリスマスの朝からもうドキドキっ(//∇//)笑笑
そりゃルイルイ不安になるわぁ~(#^.^#)
つくしちゃん、記憶なくして西園寺めぇーーーー!!ですからっ!笑笑
ふわぁ~(* ̄∇ ̄)ノお昼過ぎまで良い子で待ってま~す❤
えへへ♪笑笑

2016/12/25 (Sun) 07:46 | REPLY |   

asuhana  

アキさま

ごっつぁんです!!
くぅっーーー カウンターですかw
くぅっーーー やるな類!
思わず読みながらニマニマニマニマ
後編楽しみに待ってまーす♪

2016/12/25 (Sun) 10:39 | REPLY |   

オダワラアキ  

キム様

コメントありがとうございます♬
やっぱりね〜ですよね(笑)
もうR担当が定番になってきた今日この頃…次はトップバッターでもやろうかしら?と思います(°▽°)
三年分の想いをぶつけてますからねぇ、確かに激しい類くんでお届けしております。
ネタばらしをすると、類くんに対して並々ならぬ想いがある方のリクエストです♡立ちバックで、夜景を見ながら…入れたままでベッドに運ぶ、この三点をリクエストされました(笑)
もちろん楽しんで書きました♡
今年もあと少しですね、イブが終わると年末という感じがします。

2016/12/25 (Sun) 13:05 | REPLY |   

オダワラアキ  

凪子様

コメントありがとうございます♬
類くんからしてみたら、櫂が手を出しているかどうか分からないわけで…
そりゃ不安ですよね〜でも、つくしからの愛情もちゃんと信じてるので大丈夫なんです(笑)
だって最終話だもん(笑)ここで、櫂が頑張るわけにはいかない(笑)
管理人さんに怒られちゃう(゚o゚;;
後編(もう公開されてるけど)お楽しみに♬

2016/12/25 (Sun) 13:09 | REPLY |   

オダワラアキ  

asuhana様

コメントありがとうございます♬
三年分だからね(≧∇≦)愛情たっぷりのRをお届けしますよ〜
自分で自分を最終話に持って来るという、何だろう……いいのか私…みたいな(笑)
長くなったけど、みんなの伏線ちゃんと拾えてるといいな♬

2016/12/25 (Sun) 13:12 | REPLY |   

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