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駄文置き場のブログ 2nd season

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オフ会レポ『そうだ、函館・札幌に行こう!』第2話

Category - 思いつき企画

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第2話



お参りを済ませ落ちついたところで、レンタカーに乗り込む。
このために花沢レンタカーに用意させたのは、勿論、類専用車。(ナンバーは294)
当初は酷い…もとい、凄い運転をしていた類だが、最近はかなり安定をした運転をするようになった。
つくしを助手席に、目的地のナビをセット。

「じゃあ、行こ」
「うん。安全運転でね」

つくしに笑顔でそう言われ、類もうきうきとハンドルを握る。
だが…。

「…なんか判りにくい…」
「えっ? どうしたの?」
「ん…。中央線がないのにほら、前の車は2列になってるだろ?
あれっていいのかどうか…」
「ホントだね。でも路面電車のところは狭いから、2列じゃ通れないよね…」
「それにあの信号。下に右折の矢印は普通だけど×って…なに…?」
「うん…青なのに×だね。類、進んでもいいのかな?」
「良いんじゃない? 前も進んでるし」

初めての道に二人はやや困惑気味。
それでも何だかんだと、車内では会話が弾む。
そのせいだろうか、ついナビとは違う道を曲がってしまった。

「あ…。ごめん、間違えた」
「ううん、大丈夫だよ。ほら、次のルートが…」
検索されているから…と続ける前に…

ぎゅいん♪

車は綺麗な半円を描き、Uターン。

「ひえっ!!」
「戻った方が早いし♪」
「る…類…無理しないで…」

久々に出る類の運転癖に、つくしは思わず奇声を上げる。

「ここ…右折だ。…車が切れないな…」
「あ、でも先に信号あるよ。それが赤になれば流れが切れる…」
「行ける…!」

ぎゅいん♪

エンジン音をたて車は直角に曲がり、対向車の波をすり抜ける。

「ひええっ!! る…類、無理しないで…」
「大丈夫、ちゃんと見てるから♪」

余裕たっぷりでそう告げる類に対し、つくしは半分涙目。
だが、その後は平穏な一本道が続く。
ドキドキしていたつくしの心臓も落ち着いてきた頃、道の端に『ゆできび』の看板。

「ゆできひ…?」
なに…? と類が首を捻っていると、開けた道路の端には、地元農家がやっているらしい、路上販売があった。

「ああーっ。とうもろこしがあるーっ!」
つくしが名残惜し気にそれを見送る。

「玉蜀黍がどうしたの?」
「多分あれ、茹でたのを売ってるんだよ」
「茹でたの…? そのまま?」
「うん。もしかしたら生で食べられるのもあるかも。
美味しいんだよね。食べたかったな…。
まぁ…でも…。他の場所も…」
あるだろうし、と言う前に…

ぎゅいん♪

車は再び半円を描く。

「ひえええっ!! なっ…なに…」
「食べたいんでしょ? 俺も食べてみたい」
「そっ…それはそうだけど…っ!
類、お願いだから安全運転でねっ!!」

なんのかんので車は販売場にたどり着き、無事玉蜀黍を購入。
黄色と白を1本ずつ。仲良くシェアをする。

「美味しい~。やっぱり北海道のは違うよね~。
あっ、白いのも美味しい。味が違うね~」
と、先程の恐怖も忘れ、笑顔で食べるつくし。

だが、本当の恐怖はこの後にあった。


函館は港町なだけあり坂道が多い。
目的地近くの駐車場入口も、坂の途中にあった。
が、何せ初めての入り組んだ道。
つい、その場を通り過ぎてしまう。

「あ、行き過ぎた」
「類、お願いだから回転しないでね」

つくしの脳裏に先程の、道中でのコーヒーカップが蘇る。
だが「ん、ここじゃ狭いから無理」の一言に、ほっと息を付いた。

「あ、じゃあ迂回する?先に行けば戻れそうだよ」
「否、後ろ来てないからバックするよ」

類が後方を確認する。
つくしも振り返って後ろを見るが、車も人も通っては居ない。

「あ、そうだね。気を付けて」
「ん。大丈夫♪」
類がギアを操作したと同時に…

すすすすーーーーー♪

坂道を車は落ちる。
バックしているのではなく、落ちているのだ。

「る…類! 落ちてるよ!!」
「ん、この方が早い♪」
「早くなくてもいいからーーー! 普通に運転してーーーー!!!」


つづく







今回の旅行、車の運転はすべてaoiさまにお任せでした。
というのも、レンタカーを借りたのでは無く、aoiさまが愛車をフェリーで運んでいたのです。
今回、それに便乗させて頂く形となりました。

aoiさまの名誉の為に申し上げますと…
aoiさま、運転は上手です。基本的に安全運転ですし、高速もそう飛ばすこともありません。
安全をきちんと確認した上で、Uターンもしていますしね。
けれど…何と言いますか…
乗っている方は心構えがないので「うわーーーっ」となる訳ですよ。
特に、坂道を落ちたとき。
aoiさまの愛車はマニュアルなのですが、星香はオート(免許も限定)
オートの車、基本的に坂道はそう落ちません。
(ニュートラルに入れてて落ちたことはあるけれど…)
それも「バックにするより早い」とaoiさまの中ではちゃんと計算済みなのですが、こちらは慣れていない分、とにかく吃驚しました。

で、思いついたネタは…「aoiさまは、類だった」
類は、運転上手になってもちょいちょいこういうことをやって、つくしを驚かせているんだろうなぁ…と思った次第です(^^;)


sakamichi.jpg
函館の坂道
写真だと判りにくいのですが、結構な斜度があります。
この場所は坂の下に海が見えて、本当に綺麗でした(^^)




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2 Comments

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2017/08/08 (Tue) 09:46 | REPLY |   

星香  

鍵コメ「まー」様

ご訪問&コメント、ありがとうございます♪

ははははー居たんですよ…(^^;)
最初にぎゅいん♪ と右折されたときには本当に吃驚でした。
一番はやはり、坂道でしょうか…?
「まー」様もマニュアル派なのですね。
今にして思えば、マニュアル免許を取っておけば良かったなぁ…
と、思ってはいるんですけどね。
(安かったんですよ。オート限定の方が…)
もう面倒なので、このままです(^^;)

お休み…夏休みでしょうか?
楽しんで下さいね(^^)♪

お付き合い、ありがとうございました。<(_ _)>

2017/08/09 (Wed) 10:17 | REPLY |   

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