企画『アゲハ蝶プロジェクト』

月光蝶

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このお話は、拙宅1stで行っております『アゲハ蝶プロジェクト』で書いたお話の後日談となります。
できましたら先にそちらをご覧いただければ…と思います。

アゲハ蝶 類ver
アゲハ蝶 つくしver
(yahooお気にり登録の方限定のお話となります。ご了承下さい)







夜中にふと目を覚ました類は、隣にある温もりを確かめた。
月の光の下、すやすやと眠るつくしの姿に、ほっと息をつく。



パーティー会場のど真ん中で、配偶者の居るつくしに手を差し出した類。
既婚者でありながら婚約者を連れた類の手を取ったつくし。


退屈な社交界。
スキャンダル中のスキャンダルに、周囲は一斉に飛びついた。
一歩外に出れば群がる記者とフラッシュの嵐に辟易したのも、一度や二度のことではない。
批判も誹謗も中傷もすべて身に受け、それでも尚、掴んだ手を放すことなど出来なかった。

『すべては、行動で示す』
それだけを告げた類は、その言葉通りに只黙々と仕事をこなしていった。

何時の頃からか。
批判の声も小さくなり、類の仕事ぶりが周囲に認知されていく。


そして今日。
ようやっと手に入れた、月光蝶。
長く伸びた黒髪をひと掬いすると、指に馴染んだ感触が伝わる。
類の好きな手触り。
もう少し…と撫で続けても、つくしが目を覚ます気配はない。
安心しきった無防備なその寝顔。知らず笑みが浮かぶ。
もう少しこの感触を楽しんでいたいが、うっかりするとその安眠を妨害してしまいそうだ。
名残惜しそうに、手にした髪の先に接吻を落とす。
そうっと手を伸ばし、蝶を捕まえるように柔らかくつくしを抱きしめ、眼を閉じる。


今日から、二人の新しい歴史が始まる。








凄いお久しぶりのアゲハの続き(っぽいもの)
なんだこれ…?ですが、少しばかり理由があります。

先週、著名人の訃報を耳にしましたが、私が吃驚したのはやはり、西城秀樹さん。
実はファンでした。ちょっとした知り合いからコンサートのチケットを貰い、母や叔母と武道館にも行きました。
『ヤングマン』が流れるとTVの前で一緒に踊った世代です。
パッと思い付くのやはり『ヤングマン』や『傷だらけのローラ』ですが、思い出深いのはターンエーガンダムの主題歌『ターンAターン』
ケーブルテレビで初めて見たとき、「ヒデキがガンダム歌ってる!」と吃驚したものです。
そして∀ガンダムと言えば、“月光蝶”=アゲハ
…ということで、こんなお話になりました。



『ターンAターン』
歌詞は こちら から
※貼付けに問題がある場合には撤去致しますので、ご連絡下さい。
作曲は小林亜星さん。
私はドラマを良く知らないのですが、『寺内貫太郎一家』親子共演曲だったそうです。

短いし、歌の歌詞ともちょっと異なるのですが、私なりの追悼のつもりです。
心より哀悼の意を表します。

お付き合い、ありがとうございました。


拍手ありがとうございます♪
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